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第13回いちえふ沖調査クロソイフィーバー – いわき海洋調べ隊「うみラボ」公式サイト
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第13回いちえふ沖調査クロソイフィーバー

みなさんこんにちは。うみラボけんきゅう員の小松理虔です。本日13回目のうみラボいちえふ沖調査を行ってきましたので、そのレポートをば。

 

はやいものでもう13回目。今回は、いつも調査に助力頂いているアクアマリンふくしまの富原せんせい、吉田せんせいのお2人が学会?の関係で調査に来れず、我々だけで調査を完遂せねばならないというですね、非常にハードルの高い調査になりまして、案の定、海底土の採取に手間取りまして、200gくらいしか海底土を採取できませんでした。潮の流れなども関係してくるため、簡単に海底土って採れないんですよね。富原せんせいはいつもババっと採っちゃうのでおれたちでもできんじゃん? と錯覚してしまいますが、けっこう難しい。

 

で、今日は個人的に望遠レンズを持っていってたので、少しアップ目で福島第一原発の状況を撮影してきました。

 

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こちらは1号機の様子です。まもなく燃料プールから燃料の取り出しが始まりますので、建屋カバーが全部取り外されていました。カバーがついてないのが確認できますね。これも廃炉に向けて大変重要な工程ですので、現場の皆さんには頑張って頂きたいところです。

 

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こちらは2号機(右)と3号機(左)の様子です。2号機は爆発していないのでイチエフカラーの建屋がしっかりと目視できます。これに対し3号機は水素爆発を起こしまして建屋の屋根が見えません。いずれも原子炉建屋のなかは高線量ですので、現在はデブリがどこにあるかもわからない状態。突破しなければいけないいくつものハードルがありますね。

 

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こちらは4号機。事故当時は点検のため停止中だったところですね。燃料の取り出しも無事に終わっています。作業員の皆さんおつかれさまでした。

 

 

このように、まずは到着後原発の様子を確認したところで調査です。今回は、2〜3km近辺の海域では潮の流れが小さく、なかなかに苦戦しましたが、原発沖10km圏内に移動してからが爆釣確変に入りましたね。特にクロソイ、マゾイあたりがよく釣れました。集中して計測できそうです。

 

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まずはこちらの珍客。エサのイワシにタコがくっついてきました。こんなこともあるんですね。引っ張り上げられず逃げられてしまいましたが、何となく縁起のいいスタート。

 

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久しぶりの参戦となった、うみラボアドバイザーで社会学者の五十嵐泰正先生。幸先よく本日第1釣。これはマゾイですかね。キツネメバルという別名もありますね。五十嵐せんせい、その後も順調な釣果でして、以前はサメしか釣れずに「サメ王子」の称号を与えられていましたが、返上ですかね。

 

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今回初参加されたK間さん、先日NHKで放送された「いわきうふふマップ」を見て参加下さいました。人生発の船釣りだったそうですが、なんと人生最初の釣りで60cm近くのビッグヒラメをゲット! 満足げな表情を浮かべておられました。

 

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うみラボ測定アドバイザーの津田せんせいはワラサですかね? イナダかな? 釣りの醍醐味である「青物」を格闘の末にゲット。さすが現場の達人。それにしてもうまそう。ワラサでもイナダでも結局ブリの子ども。回遊魚なのでセシウムは不検出になるはず。

 

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そしてわたくし小松も今回はクロソイをゲット。こちらは原発沖10kmの海域です。釣り糸が海底に着底したらすぐ食いついてきました。これですね、刺身で食ったらほんと5切れで1000円くらい取られますよ、それが食べられずに調査に回すわけですから、何というもったいなさ。

 

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いわき市から参加してくれたK山さん。こちらも釣り初体験で初めは苦労しましたが10km沖では立て続けにクロソイをゲット。しかしまあこんなデカいクロソイを見たことありません。刺身の末端価格にしたら数万円は確実に超える高級魚。たまりません。

 

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東京都内からわざわざいらしてくれたK森さんは、最後の最後、終了寸前で超ビッグヒラメをゲット。いやあこの表情、素晴らしいですね! これが自然とのバトルの充実感! しかしまあデカいヒラメ。今回は生き餌がなく「冷凍イワシ」で対応しましたが、冷凍でも充分狙えます。資源の回復を実感しますね。

 

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そしてうみラボ首席けんきゅう員の八木もビッグヒラメゲット。今回は参加される皆さんに魚を釣らせるためのサポートに回って時間がなかったはずなのにしっかり釣果を残すあたり、やはりうみラボのエース!

 

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今回の釣果です。ワラサ、ヒラメ、シロメバル、マゾイ、クロソイ、あとは珍しいところではホウボウなんかも釣れました。今回はなぜかアイナメは釣れませんでした。これらの魚は今月25日にアクアマリンふくしまで開催される「調べラボ」にて調査をし、放射性物質を計測します。ぜひお集まり下さい。

 

今回のうみラボですが、日テレの「真相報道バンキシャ」の取材クルーが乗り込みまして、調査に同行取材して頂きました。放送日などはわかりませんが、福島の漁業全般についてミッチリと時間を取って報道してもらえたら最高です。取材を受ける五十嵐せんせい。

 

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今回釣った魚は、10月25日にアクアマリンふくしまで開催される「調べラボ」で放射性物質を測ります。そして、毎度おなじみの「試験操業の魚の試食」ですが、次回は10月20日ごろ解禁になる木戸川産のシャケが振る舞われるとの情報。いやあああああああ木戸川のシャケですか! もう何年も食えなかったやつですよ。本当にめでたい。試食を食べて、双葉郡の漁業再興に向けて、気持ちを新たにしたいところです! ぜひお越し下さい。

 

わたしたちけんきゅう員も会場におりますので、ぜひお声がけくださいませ!! では25日に会いましょう!

小松けんきゅう員
小松けんきゅう員

うみラボけんきゅう員。釣るよりも食べるほうの専門。