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BIGアイナメ3連続測定結果 – いわき海洋調べ隊「うみラボ」公式サイト
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BIGアイナメ3連続測定結果

今回もうみラボけんきゅう員、八木からの報告です。

 

今年も早いものでもう2月ですね。寒さが厳しい季節ですが、いわきは例年に比べると比較的暖かい日が多い感じです。

 

そりゃあ釣りも捗りますよねー。

 

・・・・・・。

 

ごめんなさい、捗りません! 暖かめとはいうものの、寒いものは寒いのです! もちろん今回のBIGアイナメも私が釣ったものではございません!!!(ドヤァッ) というわけで冒頭の画像はわたしの釣ったアイナメですがあくまでイメージ画像ということで(汗)。

 

というわけでですね、今年1月に釣れたいわき近隣のBIGアイナメの測定結果を3連発でお知らせ致します。まずは1匹目の調査結果。こちらはうみラボでもおなじみのアクアマリンの富原せんせいが見事江名のテトラ帯で釣り上げたものです。なんとその大きさ48cm!

 

ビール瓶サイズとは良くいいますがこれはもう一升瓶サイズといっても過言ではありません。思いっきり自慢されました(笑)。が、これは自慢しても良いサイズですね。そうそう釣れるもんじゃございません!

 

さてここまで大きいとなるとやはり気になるのは放射能量。以前こちらでも書きましたが、アイナメに関してはサイズが大きいものほど放射能量が高くなる可能性が大きくなるそうです。果たしてどうだったのでしょうか。

 

スクリーンショット(2016-05-06 11.47.59)

 

結果はCs-137のみ7.24Bq/kgという結果でした。この結果自体色々な受け止め方というものがあるとは思いますが、あくまで私の個人的な感想としては「思っていた以上にかなり低い数値」でした。

 

この前のスズキの様に30Bq/kg位、もしくはそれ以上はあるのかなと思っておりました。以前釣った35cmのアイナメと同程度ですね。富原せんせいは「まぁ、だいたいはこんなもんでしょう」と言っておられました。

 

続きまして2匹目。こちらはいわき市小浜港で釣れたという40cmのアイナメで、トビヌケ釣具店に持ち込まれたものです。40cmの大きさですと1匹で測定する際に必要な「筋肉部分のみ500g」がとれるか微妙との事だったのですが、アクアマリンスタッフの方が丁寧に捌いて骨についた身の部分までキレイに削ぎ落してくださったようで1匹で測定が可能になりました。ありがたいことです(感謝)

 

スクリーンショット(2016-05-06 11.48.16)

 

コチラは40cmの大きさにも関わらずN.Dでした。

 

どんどん行きます3匹目! こちらは北茨城市大津港の40cmアイナメ。福島県ではなく南の茨城県ですが。いわきの釣り人にとって大津港は身近なところなんですよー。

 

スクリーンショット(2016-05-06 11.48.29)

 

コチラもN.D。40cmのアイナメがどちらもN.Dという結果になりました。いわき近隣の堤防から釣れるアイナメ、40cm以上の大型のものでもここまで下がっていたんですね。

 

うみラボでも何度か取り上げましたが、アイナメはあまり移動しない魚であるため、生息している場所の環境にかなり依存しているのでしょう。

 

ということは、逆に考えると、ある堤防で釣れた大型アイナメのほとんどがこの程度の数値(N.D〜10Bq/kg)ならば、そこで釣れたアイナメはまず大丈夫なのではないかという推測も成り立つのかもしれません。もう少し検体を増やしてみたいところですが、いわきで釣れる魚で食品基準値の100Bq/kgを超える魚を見つけるのは至難の業かもしれません。

 

しかしながら、ここまで数値が下がっているにもかかわらず、未だアイナメは福島県の試験操業対象魚にはなっておりません。漁業関係者の方が対象魚をむやみやたらに拡張せず、もの凄く慎重に対象をセレクトしていることが良くわかりますね! 漁業関係者の方の苦労には本当に頭が下がります。

 

ということでいわきで釣れたアイナメの測定結果でした。また測定したらコチラで報告いたします!

ぴぽけんきゅう員
ぴぽけんきゅう員

うみラボけんきゅう員。生粋の釣り人。専門はオカッパリ。