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2018年度うみラボ始動! – いわき海洋調べ隊「うみラボ」公式サイト
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2018年度うみラボ始動!

こんにちは。うみラボけんきゅう員の八木です。

2018年も早いもので4月になりました。

新年度のスタートですね。今年は桜も例年より開花が早いので海の方はどうなんだろう?海水温も高めだしこちらも例年より各魚スタートが早い気がしてソワソワしてる毎日を送っております。

 

そんな折にアクアマリン獣医富原氏からお誘いがありました。

「アクアマリンの新しい展示でイシナギが欲しいので長栄丸さん乗るんだけど手伝って〜」

おお、これは願ってもないチャンス。

実は去年相馬へマダイ釣りに行ってイシナギを釣ったんですけど、恥ずかしながら私「釣り好き」なくせにイシナギという魚を知らなかったんです。

なるほど、新しい「福島の海」コーナーに展示するようなのでこの辺で獲れる魚なんですね。分布はかなり広い範囲のようですが。

https://www.google.co.jp/amp/s/www.zukan-bouz.com/amp/syu/オオクチイシナギ

結構深いところにいる魚でかなり大きくなるらしい。去年僕の釣ったのは40cmくらいでしたが、大きいものでは2m近くなるものもいるらしい。

これはワクテカですね。

 

という事で4/1新年度初っ端から長栄丸さんの中深場ジギング船に乗ってまいりました!!

いやー久しぶりの船釣りなので結構緊張してしまい、あまり前日眠れませんでしたよー(死亡フラグ)

 

朝5時出船。そして現場まで1時間半。

時間があるので船室で仮眠しようと船室へ(死亡フラグ2)

 

そして久しぶりの船釣り。

という事でそこは八木けんきゅう員。フラグは丹念に回収しますよー!

結果、久しぶりの、最悪なことに、やばいくらい船酔いしてしまいました。

そして、こういう時に限ってライントラブル。

船上で下を向いて細かい作業。

 

はいこれあかんやつです。

 

そして3000円もするジグをロスト。

 

これもあかんやつ。

 

テンションだだ下がり。

 

開始して1時間も経たずにノックダウンしてしまいました。

 

こうなったら!やることはただ一つ!!!

 

「富原せんせい頑張ってええええ!!!」(え

 

というわけで富原せんせいに頑張ってもらいました(笑

 

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お見事!まずはウスメバル。

なんとなく画像ボヤけてますが、、、、

そこは、、あーこいつ船酔いしながらも頑張って写真撮ったんだな。。。と察してやってください。

 

この日は根掛かりが結構頻繁にあったけどウスメバルが良く釣れました。

 

僕もなんとか良型をゲット。

軽く尺以上はありますね。

 

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そういえばこの前近所のスーパーで20cmいかないサイズのウスメバルが二尾パックで500円くらいで売られていました。

このサイズだといくらになるんだろう?

一匹2000円は超えるんじゃないかと思います。

こういう良型のメバルがポコポコ釣れるってだけで、『良質な』資源が増えてる。って事を実感しますね。

良質なってのが大事ですよ!

単に数が増えてるわけじゃなくて、小さい値の付かない魚が多いわけじゃなく、何年も海を休ませた事で、個体一体一体が大型に育っているわけです。

量、すなわち数ばかりに目が行きますが資源って数だけじゃないんですよね。個体1つ1つの値段ら価値も『資源』なのです。

特に釣りは大物釣った方が楽しいですし価値が違いますからね!

 

 

そして富原せんせい不甲斐ない八木けんきゅう員を尻目に頑張ります!

 

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なんとこんな水深でこちらも良型のヒラメゲット!

水深は150mくらいです。こんな深場にもヒラメがいるんですね〜。

 

そして写真を撮らせていただきました。

富岡出身のお方のようです。

 

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74cmのビッグヒラメです!

 

こんな水深にも結構いるみたいですねヒラメ。

 

お見事です!

 

やはり常磐はヒラメやなーと思って船長と話してたら面白い事を聞きました。

なんだかんだで未だに「風評被害」(色々この言葉には思うことがありますがあえてこう書きます)があるように思える福島の水産業。

一部を除いて取引されている値段は比較的低いようですが、『釣り漁』で獲れる『活魚のヒラメ』は網でとったヒラメよりも高額な値段で取引されてるようです。

なるほど。水産業界としてもこういう所に付加価値、そして活路を見出してもらいたいものですね。

今日釣れたウスメバル、ヒラメだけを見ても、資源量、質、共に十分過ぎるほどにそのポテンシャルは持ってるように思いますねぇ。

 

幸い福島の漁業もそういう方向に動いてるようです。

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20180307-249941.php

持続可能で適切に管理された水産物などを認証する「エコラベル」の国内版「MEL」を福島県漁連が取得したというニュースですね。

このままMSCという国際版も取得して新しい形の漁業を日本に取り入れたら良いなーと切実に思っております。

 

さて、肝心のイシナギにはお目にかかれず、船酔いという最悪の形で今年度スタートを切ってしまった八木けんきゅう員ですが、うみラボも今年もそろそろスタートです。

 

ただし、長栄丸さんはもう遊漁を再開して毎週お客さんからの予約が入ってますし、アクアマリンふくしまの調べラボも定期開催が終わり、不定期開催になりました。

うみラボとしても調査を4年間ほぼ毎月続けてきて、かなりの量のデータも蓄積されてきた事ですし、原発沖の魚の安全性も証明されてきました。

 

とりあえず一区切り、ひと段落をつけて、今年から新しい形でうみラボスタートしたいと思います。

 

もちろん福島第1原子力発電所の廃炉が完了したわけではありません。

調査も引き続き継続していきたいなとは思いますが、調査は各月ぐらいの不定期開催にして、プラス福島の海の資源がどのくらい増えたのかとか、釣りの楽しさ、常磐の海の豊かさ、美味しさ、そういったものも更に強く発信していきたいな!と思っております!

今年もうみラボをよろしくお願いします!

そしてみんなで福島の海を、美味しく!楽しみましょう!!

 

ぴぽけんきゅう員
ぴぽけんきゅう員

うみラボけんきゅう員。生粋の釣り人。専門はオカッパリ。